Webサイトの構築

2019年8月26日

構築

Webサイトを立てるにあたって、以下をかなり考えました。

  • ドメイン名
  • サーバー
  • CMS/ブログサイト

ドメイン名

ドメイン名はインターネット上の人間が読める住所を表すものです。ドメイン名は各国に割当を管理する組織があり、日本では、JPRSが行っています。JPRSが管理するトップレベルドメインは.JPですが、その配下に組織ごとにいくつか種類があります。

https://jprs.jp/related-info/about/jp_dom/

今回、私は個人・組織を問わず使える汎用JPドメインと属性型JPドメイン(企業:co.jp)を取りました。事務所用には字数の少ない汎用JPドメイン(tetraxis.jp)を使っていますが、合同会社も設立しているので、念の為co.jpも取りました。

色んな所でドメインの取得ができますが、昔から使っているValued Domainで、年間 jp 2,840円 co.jp 3,780円で約7,000円です。 comだと年間780円で、企業ドメインを持っていて使わないのももったいないという気もしますが、1年間はとりあえずこれで様子を見ます。

ドメイン名自体は私は会社名をベースにしましたので、会社名が決まっていたらあとはテクニカルな話です。

サーバー

概ね、以下の選択肢があるかとおもいます。

・ホスティングサービス(webサーバー)
・VPS
・自前サーバー(オンプレミス)

ホスティングサービスはレンタルサーバーと言われることもありますが、ほとんどの場合はwebサービスを提供するものになります。
目的はWebサイトの構築なので、通常はこれで問題なしです。VPSは仮想サーバーを一台まるごと貸し出すものになります。ホスティングサービスに比べると割安で設定次第で何でも(ホスティングは設定画面にないことはできない)できますが、逆に言えば、設定の手間がかかることとそれなりの知識が必要です。
最後は自前サーバーですが、ひところ個人レベルでも自宅サーバーを運用するのが流行りましたが、格安のVPSが手軽に使えるようになり、電気代が結構かかりますし趣味で運用している人以外はあまり見られなくなりました。私も自宅にはlinuxのサーバーがありますが、セキュリティの問題もあり、公開していません。

現在はアマゾンのAWSをつかっています。仮想サーバーのEC2は有名で企業でも普通につかいますが、事務所用にはこちらよりお手軽でCMSも同時にインストール可能な月額固定のLightsail(月USD3.5)を使用し、CMSのファイル・DBの週次バックアップをS3上に保管しています。Snapshotをいくつか取りますが、合計月400円くらいです。メンテナンスはAWSの中のコンソール画面からか、SSHをつかって自宅のPCからのCUIベースとなります。AWSだとなにかあったときにScaleupが簡単にできそうな気がします。

なお個人的な感覚では最近の人(会計事務所系)は割とXSERVERのホスティングを使っているように感じます。最低月1000円からかかりますが、レスポンスが早いですし、ストレージの容量もかなりあるので、そちらで問題ないですね。

https://aws.amazon.com/jp/lightsail/?nc2=type_a

CMS(コンテンツ管理システム)

CMS(コンテンツ管理システム)は簡単に言うと、webサイトのコンテンツを制作、登録、管理する仕組みです。手書きでhtmlファイルをつくって、ホームページにアップロードするという時代もありましたが、今はプログラムで動的にコンテンツをつくる(といっても文章自体は書かなければなりませんが)のが標準です。
※俳優の阿部寛さんのHPはいまだ本人がhtmlファイルで更新しているとか。ファイル自体がとても軽量なので、極めてロードが高速です。

現在CMSはオープンソースのものとAdobeなどが開発している商用製品がありますが、日本ではオープンソースのWordpressが約80%くらいのサイトで使われているそうです。

オープンソースはライセンス料はかかりませんが、保守コストなどを考えると、商用製品などさほど変わらないという意見もありますが、個人事務所レベルではある程度自分で面倒を見るという前提で、Wordpressで良いように思います。
うちではWordpressにフリーのテーマ(LightningLuxeritasを組み合わせて使っています。なおWordpressをつかったwebサイトへの攻撃は全世界で起きていますから、セキュリティホールには十分気をつける必要があります(以前勤めていた会社でコーポレートサイトのコンテンツが全て消されるという事故もありました)。テーマ、プラグインにしても、選ぶ際には頻繁に更新がかかっており、多数のユーザーが使っているものを前提としました。

ブログサイト

事務所サイトにアクセスを呼び込み、問い合わせから顧客獲得へつなげるのがデジタルマーケティングの狙いですが、まずは検索や被リンクなどでサイトの認知度を上げる必要があります。
そのためには、地道にコンテンツを充実させることが早道だそうです。それを考えた時に、事務所サイトのコンテンツを増やしていくのもやっていかなければなりませんが、まずはブログが気軽にできるような気がします。

このときにふと思ったのが、ブログから事務所サイトへの連携効果です。ブログを外部のサイトにした場合、事務所サイトへのリンクを貼るものの、ブログのサイトと自サイトが全く異なるドメインであったりすると、全く新しいサイトと認識されてSEOの観点からの連携効果は薄れるような気がします。

同じドメインでブログサイトを構築するにしても、サブドメイン方式とサブディレクトリ方式があるわけですが、うちの事務所では、サブドメインでブログサイトを運営しています。
以下のサイトを見ると、サブドメイン、サブディレクトリのいずれにしてもSEO的に違いはないと動画で説明されているとはなっています。


次回に続く 

SEOなどについて書ければいいと思っていますが(勉強中)。