会計事務所に必要なもの

2019年8月26日

ブログをはじめるにあたって、自分の整理のため、会計事務所の運営に必要なものについて、まとめてみました(自分視点で重要なもの順)。

特化する領域

個人が行う会計事務所は小規模で基本業務は税務なのだろうとは思いますが、税理士の登録人数は、2019年6月末で約7万8千人だそうです。公認会計士は7月末で約3万2千人。ちなみに平成29年度の法人数は3,105,959社。
個人事業者の所得税申告やその他、資産税申告もあろうかとはおもいますが、会計人一人あたりざっと法人30社弱。大多数が年間報酬が数十万程度の中小事業者とすると、決して収益性が高いとは言えないような気がします。今後有資格者がさらに増えて、競争が激しくなっていくとなると、応分の分け前をもらっているだけでは、厳しいと感じます。

https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/h29/h29.pdf

Webサイトをつくるにあたり、いろんな会計事務所のサイトを見てみましたが、特色・独自性を打ち出しているところと従前からの業務メニューを並べているところと同じくらいあるように見えました。もちろんWebサイトを持っていないところもあるわけなので、まだまだ差別化の余地があるような感じです。

展開方針

当初は一人で行うとしても、顧客数が増えていった時に、補助者を雇用するかどうかという点があります。その路線を進んでいけば、規模の追求路線に入ってきます。さらには同じ有資格者と組んで税理士法人ということになるのでしょうか。

一方で、一人で少数の補助者(パートタイマー)を雇用して、一人で全部を見られるぐらいの規模感で事務所を運営するというのもあるかと思います。

人を採用すると当然業務管理はやっていかねばなりませんが、それ以外にも労務や組織の管理運営、組織文化の形成・維持(社内の人間関係なども)も面倒をみる必要がでてきます。組織のマネジメントが好き、得意という人ではあればそれも良いかと思いますが、純粋に専門家としてやっていきたい場合は、あまりそのあたり関わらないスタンスもあります。

いずれにせよ、事業の展開方針は特化する領域とあわせて、早めに決めておかねばならない事項と思います。

Webサイト

情報入手源として、インターネットが一般化した今日、事務所のWebサイトは顧客開拓のためのもはや必要条件とであると言えます。専門家の人的サービスなので、人づての紹介であったり、評判というものも無視できませんが、人から聞いた内容と合わせて、ネットで確認、本人と面談というプロセスを得ることが多い専門家サービスの状況や、顧客へのチャンネルは多いことに越したことがないと思います。

また同業者、他士業など潜在的顧客への接点としても重要と考えています。

今回、事務所サイトはWordpressで構築しました。構築したとするとその次はどうやって閲覧数を増やし、問い合わせ増加につなげるかということになります。このあたり、SEO (”Search Engine Optimization” 検索エンジン最適化)と呼ばれる対策を講じることなります。

このSEO関係では、ある程度本を読んで、ちょっと理解ができたところで、各種プラグインの設定やGoogleのキーワードプランナー、Analysticsを試している最中で、現状の状況(検索数)を残す意味で、別にまとめたいと思います。

備品

当事務所は公認会計士事務所・税理士事務所ですので、税務3業務も今のところ視野に入れています。そうなってくると執務スペース、各種什器、通信・ネットワーク環境、ソフトウエアが必要になります。

現在は自宅を事務所としていますので、自室をそのまま執務環境としています。インターネット、プリンター、スキャナー、PCは保有していたものを使用しています。通信用途としては、ネットですべて済ませたいのですが、電話は業務用に050のIP電話を用意、IP電話機とIP-PBXサーバーを準備し、開業の日まで間に合うように設定をすませました。とりあえず、あまり電話がかかってこないこともあって、問題は起きていないようです。

業務用ソフトウェアとしては、まだ準備出来ていないものは、会計ソフトがあります。今はクラウド会計ソフトがありますが、インストール型のものも必要になると思っていますので、現在検討中です。とりあえず、弥生会計とMJSの資料請求はしています。クラウド会計ソフトのFreeeは訴求力があるので、習得中です。

事務所

当面は自宅を事務所としてやっていきます。気分転換も兼ねて図書館に行ったりしていますが、コワーキングスペースで近くて良い所があればと探しています。