電話とFAX(1)
インターネットが世の中を席巻して、随分久しいですが、電話はともかくFAXの出番はまだ残っているようです。
税理士会に登録するまでは、ほとんど私用でもFAXを使うことはありませんでしたが、登録後は連絡をFAXでいただくことが増えました(というか、今のところすべての連絡がFAX)。
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うちの複合機
私が仕事で使っているプリンターは本体、サプライの価格が割に安く、それで機能が多い(と思っている)BROTHERのマシンです。コピー、プリンター、ファックス、スキャナーがついたMFC-8380DNという複合機を7年ほど前に買いましたが、トナーを一度交換したのみで現在も好調です。
自宅では通常はUbuntuのデスクトップの前にいることが多いので、Linuxドライバーのサポートを重要視しています。BROTHERはプリンタードライバーの他にも、スキャナーのLinuxドライバサポートがあったりしますので、それも気に入っています。CanonやEpsonのものもLinuxサポート対象製品がありますが、それほど多くないように見受けます。あっても、プリンタードライバのみとか。
今日びの一般家庭の電話回線
ところで電話回線と言えば、昔からの(いわゆる銅線を電話局から引っ張ってきていた時代)回線交換式(PSTN)もまだ相当数残っていますが、かなりの部分が光ファイバーを使ったVOIP(NGN)に移行しているようです。
一般の家庭だとインターネットを何とか光で引いて、それと同時に電話をいれた場合がそれです。
この場合、各家庭にまで来ているのは光ファイバーで、ここからEthernet(LAN)のパケットを取り出すメディアコンバーターとアナログ電話機や家庭内LANのスイッチングハブにつなげるホームゲートウェイ(HGW)をつなげることになります。
加入電話番号(0AB~J)と050番号
うちでは、自宅にインターネットを引いた際、いわゆる加入電話番号がもらえるひかり電話は導入せず、以前から使い続けていた050番号をIP電話機とそのまま使い続けることにしました。携帯電話の番号を教えるのを控えたい場合や発信用に通話料が安い回線維持のためです。最近は、03、06などの加入電話番号でなくても問題ないケースが増えてきていたこと、いざとなったとき、050であれば、スマートフォンの通話アプリで持ち運びできるのが可能であったのが大きいと言えます。
相当以前は03の番号でもスマートフォンアプリで登録でき、海外にいても03の番号がとれていましたが、設置場所がうごかせないのが加入電話番号の要件になり、それもなくなったようです。
アナログ電話機とIP電話機
VOIP回線(いわゆるインターネット)に直接電話機をつなげるには、通常はSIPプロトコルに対応するIP電話機(スマートフォンの050アプリと同様の機能を有するもの)が必要です。従来からの2線式のアナログ電話は、VOIP回線につなげるには、SIPアダプタ(ATA)といわれる装置やルーターやスイッチングハブ機能をそなえたHGWを介することになります。
冒頭のブラザーの複合機は、アナログ電話の類となりますので、ひかり電話などのVOIP回線につなぐには、上記のアダプタが必要ということになります。
ただし050回線は加入者電話回線とちがって、回線品質がそれほど求められないので、FAXなどの受信品質が落ちる場合もあります。
うちでは、HGWは導入せず、NTTからレンタルしているメディアコンバータにユーザー認証のためopenwrtベースのwifiルーターを直結、家のネットワークとしています。
結局、IP電話機をあたらしく購入しました。プライベートと仕事用の2回線登録ができる下図のIP電話機です。Aliexpressで購入して送料込み約5,000円でした。機能的には全く問題なしです。カスタマイズ(?)も使い切れないほどあり、音質も良好です。
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